「ヘッセン州」は金融都市として発展したフランクフルトが世界的に有名ですが、そのヘッセン州の今年2021年の祝日はいつなのでしょうか。
ドイツでは日づけが毎年変わる祝日もあるので、祝日チェックは欠かせませんよね。
この記事ではヘッセン州の2021年の祝日とヘッセン州の祝日「聖体祭」の意味のほかに、2021年と2022年の学校の休日と、ヴィ―スバーデンなどヘッセン州の都市も紹介します。
【この記事をおすすめの方】
- ヘッセン州の祝日を知りたい方。
- ヘッセン州の祝日「聖体祭」の意味を知りたい方。
- ヘッセン州のフランクフルト以外の都市を知りたい方。
【2021年】ヘッセン州の「祝日カレンダー」
ヘッセン州の祝日にはドイツ全土の祝日とヘッセン州の祝日がある
ドイツでは、ドイツ全土で祝日と定められている祝日と、各州によって定められた祝日があります。
ヘッセン州で定めている祝日には「聖体祭」があり、それ以外の祝日はドイツ全土で祝日です。
2021年のヘッセン州の祝日カレンダー
1月1日 | 新年(Neujahrstag) |
4月2日 | 復活祭聖金曜日(Karfreitag) |
4月4日 | 復活祭(Ostersonntag) |
4月5日 | 復活祭月曜日(Ostermontag) |
5月1日 | メーデー(Tag der Arbeit) |
5月13日 | キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt) |
5月23日 | 聖霊降臨祭(Pfingsten) |
5月24日 | 聖霊降臨祭月曜日(Pfinsgstmontag) |
6月3日 | 聖体祭(Fronleichnam) ※下章に解説あり |
10月3日 | ドイツ統一記念日(Tag der Deutschen Einheit) |
12月25日 | クリスマス第1日(1. Weihnachtstag) |
12月26日 | クリスマス第2日(2. Weihnachtstag) |
ドイツの祝日はほとんどの店が閉店する
ドイツの祝日や日曜日はほとんどのお店が閉まります。
カフェやレストラン、美術館や博物館などの観光施設や公共プールなどのスポーツ施設を除いて、スーパー、薬局、洋服などの店は閉まりますので、お買い物は土曜日までにすませましょう。
「聖体祭」とは?
「聖体祭」とは聖体を崇拝する日
「聖体祭(せいたいさい)」とは、キリスト教でも主にカトリック教会で祝われている聖体を崇拝するための祭日で、ドイツ語では「Fronleichnam」(読み:フローンライヒナム)と言います。
最後の晩餐でキリストがパンとぶどう酒を自分の体と血として示したことから、聖体を崇拝するようになりました。つまり、この聖体とはキリストを表す形態です。
「聖体祭」の毎年変わる祝日
「聖体祭」の日程は毎年変わります。「聖体祭」は聖霊降臨祭からちょうど10日後と決められているので、必ず毎年木曜日になります。
では、どの木曜日なるのかというと、「聖体祭」が聖霊降臨祭の日程次第です。
聖霊降臨祭は復活祭の49日後で、さらに復活祭は春分の日のあとの満月後の最初の日曜日という決まりになっています。
つまり春分の日が軸となり復活祭や聖霊降臨祭などの祝日の日程が決まります。そのため、毎年、日程が違います。
「聖体祭」はバイエルン州などいくつかの州でも祝日
「聖体祭」はヘッセン州以外の州でも祝日になっています。
バイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク州、ノルトライン・ヴェストファーレン州、ラインライト・プファルツ州、ザールラント州。
【2021年】ヘッセン州の「学校の休日カレンダー」
ドイツでは、学校の休日も州ごとに違います。ここでは、ヘッセン州の学校の休日を紹介します。
「2021年学校の休日カレンダー」
4月6日~4月16日 | 春休み(Osternferien) |
7月19日~8月27日 | 夏休み(Sommerferien) |
10月11日~10月23日 | 秋休み(Herbstferien) |
12月23日~2022年1月8日 | クリスマス休み(Weihnachsferien) |
「2022年学校の休日カレンダー」
2021年までの休日カレンダーでは年度途中になってしまうので、2022年の学校休日カレンダーも載せておきますね。
4月11日~23日 | 春休み(Osternferien) |
7月19日~8月27日 | 夏休み(Sommerferien) |
10月11日~10月23日 | 秋休み(Herbstferien) |
12月23日~2023年1月6日 | クリスマス休み(Weihnachtsferien) |
※2021年4月現在
ヘッセン州とは?
ヘッセン州の州都は「フランクフルト」ではない!
「フランクフルト」が金融の街として有名なのでヘッセン州の州都を「フランクフルト」だと思っている方もいるのではないでしょうか。
でも、ヘッセン州の州都はフランクフルトではなく、「ヴィ―スバーデン」です。
「ヴィ―スバーデン」はドイツでも有名な温泉保養地
「ヴィ―スバーデン(Wiesbaden)」の「バーデン」とは「お風呂」を意味していて、この場合のお風呂とは「温泉」のことです。
「ヴィ―スバーデン」はドイツ有数の温泉のある保養地として知られていて、温泉源は15もあります。
ヴィ―スバーデンは見どころも多い街
観光地としても見どころが多いのがヴィ―スバーデンの魅力です。
赤レンガ造りが印象的なヴィ―スバーデン駅舎は、1906年建設のネオバロック式で街のシンボル的存在です。
重厚さを感じられるルネッサンス様式の新市庁舎前には広場が広がります。
ゴシック建築のマルクト教会の主塔は高さ98mにもなり、きりりとそびえる姿は天にも届くようです。
ヘッセン州の主な都市
ヴィ―スバーデンやフランクフルトは観光に人気の都市ですが、ヘッセン州にはそれ以外にも観光に人気の都市があります。
「カッセル」:ヘッセン北部にあり、現代アートの祭典「ドクメンタ」が世界的に有名です。博物館や美術館も数多くある町として知られています。
「リューデスハイム・アム・ライン」:ライン川ほとりの小さな町です。ワインの生産地として知られるだけでなく、ローレライも観ることができるライン川下りの拠点にもなっています。
「マールブルク」:タイムスリップしたかのようなヨーロッパ中世の街並みを味わえます。迷路のように入り組んだ石畳の小道が特徴的です。
ヘッセン州の祝日を確認してからお出かけなどの計画を立てよう
2021年のヘッセン州の祝日の日程と学校の休日の他に、ヘッセン州の特徴を紹介しました。
金融都市として知られるフランクフルトが有名ですが、ヘッセン州の州都はヴィ―スバーデンです。温泉があり観光都市としても魅力的なヴィ―スバーデンに、一度行ってみてはいかがですか。