【ドイツ】風邪の治し方はハーブティーを飲み休むだけ!医者がすすめる食べ物とは?

風邪をひいたとき、薬が欲しいと思って医者に行ったが後悔する…というのが、ドイツでよく聞かれる体験談です。

私もこれと同じ経験をしていて、「風邪は自力で治す!」と心に誓っています(笑)

先日、子どもが風邪をひき、39℃の高熱を出しました。熱は1日で下がったものの、おなかの調子が良くなく、飲むこともおぼつかないほど。さすがにまずいなと思い、小児科に行ったのですが、その結果は、やはり同じことでした。
医者:「腸が機敏になってますね。食事に気を付けて、お大事なさってください」

以上。

やっぱりそれだけか…。子どもの病気だからちょっと心配したんですけど、思った通り、お薬はいただけなかったですね。

では、お薬の代わりに、どんなアドバイスをお医者さんがしてくださったのか、この記事で紹介します。

ドイツで風邪かなと思ったら、医者に行く前に、ぜひ次のようなことをしてみてください。

ばどほん

自己治癒力を高めて風邪を治していきますよ

ドイツでの風邪の治し方とは?

風邪は休めば治るもの

ドイツで風邪治療の基本の考え方は、「休めば治る」です。

ばどほん

シンプルですよね~

「ウイルスが体内に入ってしまった以上、体がウイルスと戦っているのを待ち、その間は抵抗せずに、ゆっくり休みなさい。1週間もすれば風邪は治る」ということなのです。

理屈ではわかるのですが、「風邪=風邪薬」という習慣がついてしまっていて、風邪を引いたら風邪薬が欲しいと思ってしまうのは、私だけでしょうか。

でも、私が御託を並べたところで、お医者さんは意見を変えてくれませんから、郷に入らば郷に従えで、「風邪を引いたらおとなしく休む」を信条にしてゆっくりと休みましょう。

湯たんぽで体を温めてゆっくりと休む

風邪の治し方の基本は、休むこと。その時に、体を冷やさないようにゆっくりとしていることが大切です。

そんな時のため、常備されているのが「湯たんぽ」です。ドイツに来てから知ったことですが、食後に短めのお昼寝をする人が多く、そんなときにも湯たんぽが使われます。

ばどほん

日本にいた時、使い捨てカイロを使うことはあったけれど、湯たんぽを使ったのは子どもの頃のことで、大人になって使うことはありませんでした。

ドイツに来てから「湯たんぽが今でも使われている!」という事実に驚かされて、でも、自分も湯たんぽを使うようになってから、「体を温めたいときには即効性がある便利なアイテムだな」と気づかされました。

ドイツでは、ドラッグストアにも大小、かわいいデザインの湯たんぽが売られていますので、お気に入りのものを見つけてみてはいかがですか。

ばどほん
私の友人は日本へのお土産に湯たんぽを買っていました。こんなかわいい湯たんぽは見たことがないって言って喜んでいました。

湯たんぽを抱えて、消化の良いものを食べて休む。それが、ドイツらしい風邪の治し方です。

風邪におすすめの飲み物や食べ物は?

おすすめの飲み物「風邪用のハーブティー」

ハーブティーも風邪の時に進められる定番の飲み物です。ドラッグストアや薬局だけでなく、スーパーでも「風邪用のお茶(Erkältungstee)」が売られています。

主な成分は、「シナノキの花」に「柳の樹皮」

シナノキの花は発汗作用があり、柳の樹皮は痛みを抑制する効果が期待されて、鎮痛や解熱作用があるそうです。

このお茶をストレートで飲むと苦みが感じられるので、マグカップ1杯分の「風邪用のお茶」に対して、スプーン2杯分ほどのはちみつをたっぷり入れて飲んでいます。こうすると飲みやすくなり、子どもも飲んでくれますよ。

ただ、このお茶を飲んで風邪が治るという感じは、私は今までありません。ただ習慣になっているので、風邪にかかるとこの風邪のお茶の味が恋しくなってくるんですよね。実際飲んでみても、味覚が落ちている状態でも飲みやすいのです。

まだ試したことのない方は、一度試されてもいいかもしれません▽
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おすすめの食べ物①「スープ」

私の子どもがかかっている小児科医がおすすめする食事が、「スープ」です。消化が良くて温かいものスープは、風邪ひきさんにとって良い食事ですよね。

食材に関しては「食べやすいものを」という程度で、特に言及されませんでした。

ニンジンやじゃがいもの穀類に、消化しにくいお肉類は避ければいいというところでしょうか。ブイヨンベースのあっさりとしたスープがすすめられました。

おすすめの食べ物②「ツビーバック」

「ツビーバック(Zwieback)」はドイツ版の「ラスコ」で、小麦粉で作られたお菓子です。お菓子といっても甘みはほとんどなく、小さなお子さんのお菓子としてドイツでは定番です。

チョコレート加工されているものもありますが、風邪の時にはクラシックなタイプを選びます。

「ツビーバック」は香ばしく焼いたトーストのようで、食感もサクサクぱりぱりとしています。消化にいいのかと疑いたくなるのですが、私の子どもが「おなかの風邪」をひいた時にも医者にすすめられたのが「ツビーバック」です。

実際、子どもたちが病気の時に食べていますが、ツビーバックを食べてお腹を壊すということもないので、これは正しい(?)病院食のようです。

風邪には「ツビーバック」と覚えておきましょう▽
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まとめ

ドイツで風邪の治し方は、ゆっくり家で休むというのが定番です。医者に行ってもお薬ももらえないでしょうし、それなら家にいればよかったと後悔することも少なくないはず。

消化の良いスープやツビーバックを食べて、風邪が治るまでゆっくり休みましょう。

学校だけでなく、会社も風邪を引いて休ませてくれるドイツ。ぜひ、この習慣に甘えて、風邪を引いたら堂々と会社に「風邪です」と言って、休ませてもらいましょう。

ツビーバックもお忘れなく。それでは、お大事に~。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。では、また。