ヨーロッパ旅行の乗換案内サイト「Omio」と「Trainline」の特徴とは?比べてみた

ヨーロッパ旅行で国境を越えていくつかの街を訪れてみたいけれど、電車やバスはどうやって調べたらいいの?とお困りの方も多いはず。そんな時に強い味方となってくれるのが、検索サイト「Omio」「Trainline」です。「Omio」や「Trainline」を使えば、電車やバスなどを使ったルート検索が簡単にできるだけでなく、チケット購入までできてしまいます。

そんな便利な「Omio」と「Trainline」の特徴と違いをご紹介します。それぞれのメリットを知って、賢く旅行しましょう!

「Omio(オミオ)」の特徴とは?

「Omio」は鉄道・バス・飛行機をヨーロッパからアメリカまで検索できる

「Omio」は、鉄道やバスだけでなく飛行機も検索できるサイトです。しかも検索できるのはヨーロッパだけでなく、アメリカやカナダも検索対象内ということで、いろんな行きたいところを案内してくれます。

1000以上の旅行サイトと連携しているので、その検索力には定評があります。

会員登録してチケット購入

「Omio」はWeb版とアプリの両方からアクセスできますが、チケットを購入する際には、会員登録しましょう。会員登録をすれば、割引料金でチケット購入することができるのでお得です。

購入チケットの支払方法には、主要なクレジットカードのほかにApplePayやPayPalも使えます。

チケットはEチケットか駅の券売機・カウンターで発券

Omioで購入したチケットはEチケットとして利用できます。スマホでチケットのQRチケットを表示するだけで乗車できるので便利です。

Eチケットに対応していない電車やバスに乗車する場合は、予約場号を控えておきましょう。予約番号さえあれば、駅の券売機やカウンターでチケットを受け取れます。

Omio(オミオ)日本語公式サイト。ヨーロッパ電車、バス、航空券のオンライン予約。料金比較、空席照会、電子チケット。…

Omioのホームページ:日本語版

「Trainline(トレインライン)」の特徴とは?

「Trainline」は賢く鉄道・バスの旅を応援するサイト

「Trainline」は、45か国、270以上の鉄道路線・バス路線と連携して、チケット料金や乗換・経路案内などを毎日更新している検索サイトです。行き先や経由先、出発時間、人数などの必要事項を入力するだけで、おすすめのルートやチケット料金を表示してくれます。

早割チケットもあり

「Trainline」の強みは、格安チケットも販売されていることです。早めに予約することで割引されたチケットを買うことができます。しかし早割チケットは数量が限定されているので、お買い得なチケットを見つけたらすぐに購入することをおすすめします。

イギリスに在住されている方などでRailcardを持たれているならば、Railcardと連携させれることもできます。最大30%オフのチケットもあるので、とてもお得にチケットを購入できます。

座席も選べる

チケットを購入するときは、片道か往復かを選び、電車やバスによっては座席予約もできます。テーブル席やコンセントのそばなど、それぞれの好みによって選べるのもいいですね。

支払方法はクレジットカードやPayPlanなど

Trainlineでの支払方法は、クレジットカードやPayPal、ApplePayにGooglePayがあります。もしもドイツ在住なら「Sofort」も使えるので、銀行口座からの引き落としもできて便利です。

チケットはEチケット・駅の券売機・郵送の3択

チケットはEチケット・駅の券売機・郵送の3つから選べます。おすすめは携帯1つで余計なものを持たずに済むEチケットですが、印刷された紙のチケットが欲しい方は、駅の券売機やカウンターでチケットを受け取れます。その際には、チケット購入時に使用したEメールアドレスとクレジットカードを持参しましょう。また手数料を支払えば、郵送で紙のチケットを受け取れます。

TheTrainLineのホームページ:ドイツ語版

「Omio」と「Trainline」の違いとは?

ここからは、OmioとTrainlineを比較して、その違いからおすすめの鉄道検索サイトを紹介します。

【Omioのメリット】日本語で検索・チケット購入でストレスフリー

「Omio」のメリットであり、「Trainline」にはないものと言えば、日本語で検索できることでしょう。海外の鉄道やバスのルートを日本語で検索できて、チケットの予約や購入もできるなんて、とても便利ですよね。しかも、決済は日本円にも対応しているので、ストレスフリーでチケットも購入できます。

ただ、Omioのホームページに添付されているリンクによっては日本語対応していないこともあります。そのようなときは、ページ上部の言語を選べるスクロールを探してみてください。日本の国旗を探して選択すれば、日本語に翻訳してくれます。

【Omioのデメリット】手数料が取られることも

「Omio」のデメリットは、チケット料金によっては手数料を取られることがあることです。0.5€~3€の手数料なのですが、これを高いと取るかどうかは難しいところです。

例えばドイツ鉄道の公式ホームページではドイツ語か英語の対応になり、日本語では対応してくれません。しかし、Omioなら手数料さえ支払えば日本語でルート検索からチケット購入まで完了してしまいます。
日本語でなくても大丈夫で少しでも安くチケットを買いたいのなら鉄道などの公式ホームページで、日本語での検索を望まれるなら手数料も致し方なしと考えるのがいいでしょう。

【Trainlineのメリット】早割・格安チケットを見逃すな!

「Trainline」のメリットは簡単に路線検索ができる上に、格安チケットもあることです。12週前から発売される前売りチケットには、正規料金よりも安いことがあります。

ただし、すべてのチケットに早割があるわけではないので、旅先が決まったのなら、まずはTrainlineで路線検索をしてチケットの料金をチェックするというのが、賢い旅行の仕方かもしれません。

早割チケットは数に限りがありますので、早めに購入することをおすすめします。

【Trainlineのデメリット】手数料が取られることも

「Trainline」も「Omio」のように手数料がかかることがあります。

私がチケット購入したイタリアのミラノからある田舎町までの特急券(約1時間半の乗車時間)では、70セントほどの手数料が取られました。

でも、必ず手数料がかかるわけではないので、まずはTrainlineにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:「Omio」と「Trainline」があって良かった!

「Omio」と「Trainline」はヨーロッパを移動するときのルート検索ができるサイトでありアプリです。電車やバスなどを使ったおすすめルートを、簡単に検索できてしまいます。しかも、チケット購入もできるというのが、海外旅行者にとっては強い味方になってくれるでしょう。

「Omio」に至っては日本語でも検索できるので、より海外旅行が身近なものになってくれるのではないでしょうか。

ただどちらのサイトでも手数料が取られることがありますが、私の個人的な感想では、手数料を取られたとしてもほんの数ユーロ。現地について路頭に迷うよりずっといいと思っています。ヨーロッパ旅行の友として「Omio」と「Trainline」を上手に使いましょう。「Omio」と「Trainline」があって良かった!