来る日曜日、2022年10月30日に冬時間が始まります。さて、時計を早めるのか、それとも戻すのでしょうか。
携帯を見れば済むことじゃない?と思われる方もいるかと思いますが、確かにそれは正しいのです。でも、それはその当日になってみないとわからないことで…
冬時間が始まる10月30日に予定を入れている人からすると、時計を早めるのか戻すのかを知っておいた方がいいことも。なぜなら、それで就寝時間や睡眠時間が変わってくるかもしれませんから。
今回は、10月30日の冬時間スタートに合わせて、時計の針を回す方向や、半年ほど前に騒がれていたEUの夏時間・冬時間の解消問題にも触れてみようと思います。
冬時間が始まる2022年10月30日に時計の針は進める?戻す?
(答え)1時間、戻します。
冬時間が始まるということは、時計の針は1時間分、戻すことになります。2022年10月30日の午前3時に、時間が1時間戻されます。つまり、午前3時になると、午前2時になります。
これはどういうことかというと、10月30日に1時間分、私たちは時間を長く使えるということです。
睡眠中の方なら1時間長く眠れるということですし、いつもの時間で起きたつもりが、1時間早く起きることになるので、その時間を使って何かできるかもしれません。
10月30日に予定のある人は気を付けて
冬時間が始まる10月30日に、待ち合わせなどの予定のある人は、待ち合わせ場所に早めに行かないように気をつけましょう。
かつて私の子どもが冬時間が始まる日にお誕生日会をしたのですが、招待していたお友だちがお誕生日会の開始1時間前に来てしまったことがあります。私たちが誕生日会の準備のために慌ただしくしているところに、ドアベルの音が鳴りました。急いで玄関に行ってみると、お誕生日会に招いたお友だちとそのお母さんが立っています。
そのお母さんは私と目が合った途端、はっと気づいて、「そうだった!今日から時間が変わったんだ」とおっしゃって、また家に帰られました。
普段なら考えられないような時間にまつわるちょっとしたミスが起こってしまうのが冬時間がスタートする日。
今年は10月22日に冬時間が始まりますから、朝起きたら、時計の針を1時間戻すことを忘れないようにしましょう。
冬時間がなくなる話はどうなった?
EU議会は夏時間・冬時間の廃止を2018年に可決
ところで、半年前の夏時間が始まるときに、本当に夏時間は始まるのかどうかという話題が再燃しました。
2018年以前に行われたドイツの調査で、夏時間や冬時間があると疲労や健康を害するという意見が多かったことなどの声を受けて、EU議会は2018年に夏時間・冬時間の廃止を可決されました。つまり、夏時間、冬時間はなくすことがすでに決められているのです。
しかし、その後のコロナ感染拡大など、さまざまな問題が起きて、夏時間と冬時間の廃止が棚上げされた状態になっていました。
2022年も現状維持で冬時間はあり
では、2022年の秋はどうなるのか。
この秋も冬時間が廃止されることなく、これまで通りに冬時間が導入されます。
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あなたは10月30日に増える1時間をどのように使いますか
10月30日に冬時間が始まることで、その日は1時間分長くなります。
この増えた1時間をあなたはどんなふうに過ごしますか。
寝過ごしてしまうのはもったいないと考えるのは、貧乏性だからでしょうか。
1時間早く起きられるので、朝食用のパンを買いにパン屋に行ってみる、天気が良かったら散歩に行ってみる、スポーツに時間を割いてもいいかもしれません。
この貴重な1時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また!