電車に乗って旅行をしよう!ということになり、早速ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のホームページを検索して、お目当ての電車を見つけました。そして家族分のチケットの購入手続きをしている途中に、目が釘付けに…。
そこで、もう一度最初からチケット購入の手続きをやり直してみたのですが、やはり同じ料金が表示されます。
「どうしちゃったの、ドイツ鉄道さん。ホームページの調子がよくないのかな」と思っていたところ、それは私の早とちり。私の方が間違っていたのです。
今回は、久しぶりのドイツ鉄道の子ども料金について紹介します。
すでにご存じの方はいるのかもしれませんが、少々お付き合いくださいませ。
ドイツ鉄道(DBahn)の子ども料金とは?
ドイツ鉄道(DBahn)の料金は14歳まで無料
ドイツ鉄道(DBahn)の子ども料金は、大人が同伴している限り14歳までの子どもは無料です。
大人が同伴しているときに「6歳以下の子どもの料金は無料」と聞いてもあまり驚かれることはないでしょう。日本のJRでも、1歳以上6歳未満であれば幼児とみなして、列車の料金は無料になります。
しかし「14歳までの子どもも無料」と聞いたら驚かれる方もいるのではないでしょうか。
ドイツで14歳といえば、一見、大人に見えるほど体格も大きくなっています。そんな子どもでも、大人が同伴さえしていればその料金は半額ではなく無料です。
まさかそんなことになっているとは露知らず、家族分のチケットを購入する際に料金を二度見してしまったのがこうした事情がありました。
大人が同伴していないと14歳以下は半額
ただし、大人が同伴していない場合は、14歳以下の子どものドイツ鉄道のチケット料金は、大人の半額です。
でも、日本では12歳以上で中学生なら大人とみなされて、大人料金のチケット代を支払うことが多いことを考えると、ドイツ鉄道は子どもに優しかったんですね。
例:フランクフルトからアムステルダムまで大人と子どもの料金
例えば、フランクフルトからアムステルダムまでのICEの料金は、約85~130ユーロ(2023年5月現在)です。この料金は大人1人分の料金なのですが、料金の増額なしに子どもを1人連れて行けます。
セールチケット(Super Sparpreis)でも料金変わらず
またドイツ鉄道(Deutsche Bahn)は不定期にSuper SparpreisやSuperpreisなどのセールチケットも売り出していますが、こうした格安セールチケットでも子ども料金無料のルールは適用されます。
つまり、フランクフルトからアムステルダムまでSuper Sperpreisのチケットを購入した場合、19,90ユーロという格安チケットが発売されることがありますが、たった19,90ユーロで大人と子どもが一緒に旅行ができるのです。
恐るべし、ドイツ鉄道…
まとめ
ドイツ鉄道は、14歳以下の子どもは大人が同伴していれば料金が無料になります。子連れでオランダやフランス、イタリアなど遠方に旅行するときには、とてもお得なサービスです。さらに不定期に売り出されるSuper Sperpreisでもこのサービスが適用されるとなれば、さらにお得ですね。
ヨーロッパに住んでいると車で旅行されることが多いかもしれませんが、次の家族旅行はドイツ鉄道(DBahn)でお出かけになってみてはいかがですか。