「Kamikaze Drone」とは?「神風」が今でも使われていることの衝撃

今朝のラジオのニュースを聞いていて、引っかかった言葉がありました。毎日のように流されてくるロシアのウクライナ侵攻についてのニュースの一部なのですが、次のような内容です。

“ウクライナのキエフでは、イラン製のKamikaze-Dronen”による攻撃があった“

ドイツ語の発音なので、Kamikazeは「カミカツェ」のように聞こえてきました。

「カミカツェ」、「Kamikaze」、「神風!」

え、なに、今の?と衝撃を受けて、聞き間違いじゃないよね、神風って言ったよねと、目の前にいる主人に聞く始末。

私の聞き取りは間違いではありませんでした。「Kamikaze-Drone」と呼ばれる武器があるということを初めて知りました。それは、何か。

今回は、「Kamikaze-Drone」と呼ばれる武器がどんな武器なのかを紹介します。ニュースの言葉ということで、またニュースを聞いたり見たりするときに参考にしてみてくださいね。

ばどほん
あまり聞きたくない言葉ですが…

「Kamikaze-Drone」とは?

「Kamikaze-Drone」とは「徘徊型兵器」のこと

「Kamikaze-Drone」とは「徘徊型兵器」のことです。徘徊型兵器とは、目標を狙って飛んで行き、そのまま帰ってこない航空機型兵器のことです。

「Kamikaze-Drone」とはドイツ語で直訳すると「神風ドローン」になります。神風のようなドローンということになりますね。ドイツ人が発音をすると「カミカツェ・ドローネ」のように聞こえます。

「Kamikaze-Drone」は一般用語として海外でも使われている

「Kamikaze-Drone」という言葉を検索していると、英語でも「Kamikaze drone」と使われていることがわかりました。そして、私がざっとネットで検索したところ、イギリスやアメリカのメインメディアも使っています。つまり、「神風ドローン」という言葉は一般的に用いられている言葉だったんですね。

ばどほん

無知だなあ、って思われてますよね(泣)

戦争は昨日今日始まったことではないですし、今までこの「Kamikaze-Drone」という言葉を聞き逃していたのか、それともウクライナ侵攻のニュースをいい加減に聞いていたのかわかりませんが、神風ドローンが一般用語として使われていることに、今さらながら驚きを覚えました。

「神風」はひとり歩きしている

第二次世界大戦で追い詰められていた日本軍が、特別特攻隊に名付けた言葉「神風」。この人を乗せたまま敵地に突っ込んでいくという人命をかけた破壊兵器は、世界中に「そこまでするのか」と思わせた非人道的な兵器です。

その言葉はあまりにも有名で、戦後も使われ続けていて、その結果、今では「神風」とは「一度行ってしまったら帰ってこない」という意味で使われているという事実を「Kamikaze-Drone」という言葉で知りました。

私の無知をさらけ出したことになりましたが、やはり日本が生み出した言葉である「神風」がこのように使い続けられることに、衝撃を受けたと同時に、とても切なくなくなりました。そして、悲しい事実だとも。

今後、このような悲劇を背負った言葉が生まれてこないことを祈ります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。