【ヘッセン州】かかりつけ医でのコロナ予防注射!ワクチンと予約方法

ヘッセン州では、公式には2021年4月7日から新型コロナウイルスの感染を予防するための予防注射が、かかりつけ医(開業医)で受けられるようになりました。

でも、誰がコロナの予防注射を受けられるのでしょうか。また、希望している人全員が予防接種を受けられるほどのワクチンが、供給されているのでしょうか。

この記事では、4月7日現在でのヘッセン州でのワクチン供給の状況や、予防接種を受ける場合にはどのようにかかりつけ医に予約をするのかなどを紹介します。

【ヘッセン州】かかりつけ医での予防接種の受け方とは?

かかりつけ医でのコロナ予防接種が始まる

2021年4月7日(水)に、新型コロナウイルスの感染を予防する予防接種がかかりつけ医でも始まりました。

これまでは予防注射センター(Impfzentren)でしかコロナの予防接種を受けることができませんでした。しかし、かかりつけ医でも予防接種ができるようになったことで、予防接種が受けやすくなったと言えるでしょう。

予防接種のワクチンはBiontechワクチンのみ

ヘッセン州のかかりつけ医で受けられる予防接種ワクチンは、現在のところ、ビオンテック社のワクチンのみです。(2021年4月現在)

予防接種を受けられる人はかかりつけ医の判断

かかりつけ医で予防接種を受けられる人は、かかりつけ医の判断によります。予防接種を受けたい人がかかりつけ医に連絡を取り、その中からかかりつけ医がコロナの予防接種を受ける人を決めるのです。

ただし、コロナの予防接種には数に限りがあるため、かかりつけ医はヘッセン州がすでに指針を出している予防接種を受けられる人の優先順位を考慮して、予防接種を受ける人を決めていくことになるでしょう。

コロナの予防接種が受けられる優先順位

コロナの予防接種を最優先に受けられる人とは、80歳以上の高齢者と病院等で高齢者などのケアにあたっている医療関係者、コロナに感染したら重病または致命的なリスクを抱える持病のある患者などです。

次の優先順位に、70歳以上の人や特定の持病を抱えている患者、さらに60歳以上の人などと続きます。

予防接種の予約は直接かかりつけ医に

かかりつけ医での予防接種の予約は、直接、かかりつけ医と連絡を取って行います。

予防接種を希望される方は、かかりつけ医に電話、またはかかりつけ医の予約サイトを通して予約しましょう。

4月6日に予防注射を受けられたというのは本当?

開業医によっては4月6日に予防注射接種を始めました

ヘッセン州の公式は発表では、開業医でのコロナの予防注射の接種は、4月7日(水)が公式スタートです。

しかし開業医によっては前日の4月6日に予防接種を始めています。ワクチンが到着した4月6日すぐに、予防接種を開始したことになります。

かかりつけ医がワクチン供給を受けられるまで

かかりつけ医がワクチンを受け取れるまで

かかりつけ医では週につき約20回の予防接種を予定

各かかりつけ医で予防接種を提供できる回数は、4月7日現在、1週間で約20回の予定です。

この数は決して多いとは言えません。それでもヘッセン州全体からすると、今週だけでも約94万回の分の予防接種がかかりつけ医で受けられる予定です。

ワクチン供給量に限りがある理由

かかりつけ医へのワクチンの供給量が少ない理由は、まだワクチンの供給が始まったばかりなのでワクチンの注文から配達までに慣れていないという現状があります。

ABDA(Bundesvereinigung Deutscher Apothekerverbände e.V.)によると、ワクチンの注文から配達までの大まかな流れは、各かかりつけ医の注文を受けた薬局が、ワクチンの卸売業者に注文します。すると、ワクチンの卸売業者から薬局へ配達されてかかりつけ医へと届けられます。

このワクチン注文の受付自体にまだ慣れていないことと、ワクチンを2℃~8℃に保ちながら配達しなくてはいけないなど不慣れなことが多いため、ワクチンの注文から配達までは簡単とは言えないようです。

ワクチンの供給量は4月下旬に増える予定

現状ではかかりつけ医へのワクチンの供給は限られていますが、4月26日よりワクチンの供給量は増える予定です。このことは約3週間前にヘッセン州首相フォルカー・ボフィエ氏によって発表されました。

そのため今後は今よりも多い回数のコロナの予防接種をかかりつけ医で受けられることが見込まれています。l

まとめ

4月7日から始まった、かかりつけ医でのコロナ予防注射の接種。これでまた予防接種を受けられる機会が増えたという意味でいいニュースだと言えるでしょう。しかし、ワクチンの供給数だけでなく、コロナの予防注射を受けられる人の数は限られています。

今後どのように予防接種を受ける機会が増えていくのかが注目です。