陰性証明書フォーマットが簡易化!PCR検査はどこで・予約方法・検査のタイミング

日本に到着してからのコロナテストの廃止、到着後の隔離など、日本への入国規制が徐々に緩やかになっていますが、ドイツ出国前の72時間以内のPCR検査はまだ受けなくてはいけません。(2022年6月10日現在)

時間的な縛りがある上に、検査を受ける機関に指定があり、費用もかかる負担も大きいPCR検査。

面倒でも日本に入国をするためには通らなくてはならない道ですね…残念ながら。

では、どこで、どのように検査を受けるのでしょうか。またPCR検査費用はどれくらいかかるのでしょうか。

この記事では、PCR検査が受けられる医療機関や予約方法、費用のほかに、6月10日から有効になった簡易化された陰性証明書のフォーマットなども紹介します。

PCR検査を受けられる機関とは?

ドイツ国内のPCR検査が行える4つの医療機関

厚生労働省が認めるPCR検査が行える医療機関は、4つあります。どの医療機関でも、日本政府が推奨する陰性証明書のフォーマットに検査結果を記入してくれるので、日本に入国を予定されている方には強い味方になってくれますね。

その医療機関は、次の通りです。お近くの医療機関を探してみてください。

フランクフルトでPCR検査が行える医療機関

フランクフルトで行えるPCR検査を受けられるの医療機関には、次のような医療機関があります。

Frankfurt Travel Clinic at Globetrotter

Frankfurt Travel Clinic at Globetrotter は、BCRT(ベルリン渡航・熱帯医学センター)のテストセンターになります。

予約は、Hotlineに電話するか、Emailで行います。

検査を受けてから結果が出るまでの所要時間は、24時間~48時間。

PCR検査の費用は、95,00€です。

ばどほん

検査費用は自費ですので、家族4人などになるとかなりの出費ですね…

〇住所:Grusonstr.2. 60314 Frankfurt am Main
(アウトドア用品店Fjällrävenが入っている建物の2階)
〇最寄り駅:Frankfurt Ostbahnhof
〇Central Hotline: 030 960 609 40
〇開館時間:月曜日から金曜日まで 11時~19時 / 土曜日 12時~17時
〇HP: Frankfurt Travel Clinic | BCRT

Frankfurt Flughafenklinik

Frankfurt Flughafenklinikは、フランクフルト空港内にある医療機関です。

予約は、オンライン予約のみ受けています。

ホームページを見ると、PCR検査を受けてから結果が出るまでの所要時間は24時間以内とあり、結果が出るまでの時間はFrankfurt Travel Clinic at Globetrotterよりは早いようです。

なぜ検査結果が出るまでの時間が早いのかが気になったのですが、その理由には次のようなトリックが隠されていました。

フランクフルト空港で行えるPCR検査には2種類あります。

Freiwillige Nasen-/Rachenabstrich mit PCR auf Sars-CoV-2の通常版の検査と、“Point of Care PCR-Test”のラピッド版です。どちらを選ぶかによって、料金が違います。

  • Freiwillige Nasen-/Rachenabstrich mit PCR auf Sars-CoV-2(通常版のテスト):196,27€(平日)/209,09€(土日祝)
  • Freiwillige Nasen-/Rachenabstrich mit PCR auf Sars-CoV-2 “Point of Care PCR-Test”:233,94€(平日)/246,76€(土日祝)
ばどほん

この金額‼

検査結果が出るまでの時間が早いというメリットがあるのですが、Frankfurt Travel Clinic at Globetrotterと比べると約2倍という料金…お財布次第ということでしょうか…。

〇名称:Medical Center
〇場所:Gebäude 226 (フランクフルト空港内)
〇予約:Corona-Testmöglichkeiten (fraport.com)
〇検査時間:7時~15時30分まで15分毎。
〇HP:Corona-Testmöglichkeiten (fraport.com)

他のフランクフルト市内の医療機関は、下記のページで紹介していますので、参照してみてください。

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PCR検査の予約方法とタイミングとは?

PCR検査を予約するときに伝えるべきこと

PCR検査を予約するときには、次の2点を伝えておくと、検査がスムーズに行えます。

➀ 鼻咽頭ぬぐい液による検査を依頼

予約時に検査方法を選択することになるのですが、日本への入国のために行うべき検査は、

鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal)による拡散増幅検査(RT-PCR)」です。

ドイツ国内でよく行われているSchnelltestと検査方法による結果では、日本への入国は認められませんのでお気を付けください。

② 日本政府が推奨する陰性証明書のフォーマットへの記入を依頼

日本政府が推奨する陰性証明書のフォーマットを利用する場合は、予約時に日本政府推奨のフォーマットに検査結果を記入する旨を伝えておくといいでしょう。

② PCR検査の予約日時は日本へのフライト時間から72時間前

日本が認めているのは日本へのフライト時間から72時間前以降に検査されたPCR検査の結果を認めています。ということは、フライト日時から逆算して3日前ということになります。

例えば、金曜日の20時出発の日本へのフライト便なら、火曜日の20時以降に受けたPCR検査の結果が認められます。

ただし、また、検査を受けてから検査結果が出るまでの時間は医療機関によって違います。とはいえ、どの機関であっても最短で24時間はかかりますから、PCR検査はフライトの2日前には受けておいた方がいいですね。

【政府推奨】陰性証明書のフォーマット

政府が推奨する陰性証明書のフォーマット(2022年6月10日から有効)

PCR検査の結果は、日本政府が認めている有効な陰性証明書を使うことが推奨されています。

陰性証明書は2022年6月10日から簡易化されて、全部で19ヵ国語分のフォーマットが用意されています。日本語・英語版とドイツ語版リンクを下記に貼っておきますので、お役立てください。

また、他言語の陰性証明書のフォーマットをご利用の方は、こちらのページからご利用ください。

陰性証明書を作成するときの必須項目

上記の推奨される陰性証明書を使わなくても、下記の項目が記載された日本語または英語の院政証明書も入国のための書類として認められています。

下記の必須事項が記載された陰性証明書を作成してもらいましょう。

【陰性証明書の必須項目】

  • 氏名
  • 生年月日
  • 検査法
  • 採取検体
  • 検体採取日
  • 検査結果
  • 医療機関名
  • 交付年月日
領事館に、政府推奨以外での陰性証明書フォーマットを日本入国時に使用できるかどうかを確認したところ、領事館としては政府推奨フォーマットでの証明書提示を求める旨の連絡を受けました。
入国準備でPCR検査を受けるなら、政府推奨フォーマットが使える医療機関を使いましょう!

まとめ

日本に入国するためには、国外出発72時間以内に行われたPCR検査の結果に基づく陰性証明書が必須です。

陰性証明書は政府が発行しているフォーマットがありますので、それに検査を受けた医療機関に記入してもらい提出するのが、入国時の審査で安心です。しかし、そのフォーマット以外の陰性証明書も入国時の書類として受け付けていますので、その際には必ず必要事項を記載してもらうように請求しましょう。

今回の記事で、出国前の負担が少しでも軽くなるお手伝いができていたら嬉しいです。

ばどほん

でも一番いいのは、こうした規制がなくなってくれることなんですけどね。いつのことやら…。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。