日本に一時帰国したら免税ショップで買い物したいですよね。でも、気を付けて。いくつかのポイントを忘れると、免税してもらえないことに。
今回は、免税店でお買い物する方のための知っておくべき4か条を紹介します。また、免税ショッピングで知っておくとちょっと得することも紹介します。
免税店で気持ちよくお買い物をするために、一時帰国する前にぜひご一読ください。
免税店で買い物をするための4か条とは?
➀ 入国スタンプをもらおう
免税店で買い物をする予定なら、日本への入国時にパスポートに入国スタンプをもらいましょう。入国スタンプには入国した日付があるので、非居住者、つまり日本に住んでいないことがこれで証明できるからです。
入国スタンプは入国審査時にもらえます。
もしも自動化ゲートを通ってしまい入国スタンプを押してもらえなかったら、入国管理局の職員に行って証印をもらえるように伝えましょう。入国スタンプを押してもらえます。
私は自動化ゲートを通ってしまって入国スタンプを押してもらうことを忘れてしまい、免税品を買うことができませんでした。要注意ポイントです!
② 免税店1店舗で5,000円以上の買い物をしよう
免税の対象になるのは、一つの店舗で5,000円以上の買い物をした場合です。それよりも少額の買い物だと免税対象にならないので注意しましょう。
免税の対象となる商品は次の通りです。
- 「一般物品」:家電製品、衣服、スポーツ用品、カバンや靴、時計、宝飾品、おもちゃなど
- 「消耗品」:食品、医薬品、化粧品など
また消耗品の場合、まとめて5,000円以上50万円以下で買った商品が免税対象になるという制限もあるので気をつけましょう。
③ 免税ショッピングにパスポートは必須
免税での買い物にパスポートは必須です。もしもパスポートを提示できなければ、免税対象の商品を買うことができません。
「今日は免税店でお買い物♬」というときは、パスポートを忘れないようにしましょう。
④【2023年4月1日以降に入国】「在留証明書」の取得
2023年4月1日以降に日本に一時帰国で入国するなら、「在留証明書」を取得しておきましょう。免税制度の改正により、免税店で免税品を買いたいなら、パスポートのほかに「在留証明書」の提示が求められるからです。
在留証明書を提示することで、2年以上海外に住んでいることを証明できます。
なぜ免税制度が改正されたかというと、それまでに必要だったパスポートの購入記録表の添付と割り印などの手続きを簡略化するためです。パスポートと在留証明書を免税店でお会計時に提示すれば、それ以上の手続きは必要ありません。免税手続きで待たされることなくお買い物ができるようになります。
免税制度の改正や在留証明書が必要になった理由などの詳細は下記の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。
在留証明書の取得と忘れた場合の対処法
「在留証明書」はお住いの日本大使館か総領事館で入手できます。
もしも在留証明書を取得し忘れて出国したときは「戸籍の附票の写し」を入手しましょう。「戸籍の附票の写し」でも在留証明書と同様に海外に住んでいることを証明できるからです。「戸籍の附票の写し」は本籍地のある役所で請求および入手できます。
観光庁は免税制度を改正して、免税品を買うときの手続きを簡略化します。このように聞くと良いことのように聞こえますが、海外に住む日本人にするとちょっとひと手間が必要になりました。2023年4月から一時帰国者が免税品を買うとき[…]
免税品購入で知っておくと得することとは?
免税手続きをした一般物品は日本で開封してもOK!
免税で購入した商品のうち、電化製品や衣服などの一般物品なら、日本国内にいる間に開封しても大丈夫です。ただし、日本国外に持ち出す条件で購入した商品なので、必ず国外に持っていきましょう。
一方で、化粧品や医薬品などの「消耗品」は日本国内での開封はNGです。もしも開封してしまうと消費禅を負担することになってしまいますので気をつけましょう。
2023年4月以降は税関カウンターでのチェックはなし!
免税制度の改正により、2023年4月以降は税関カウンターでのパスポートに添付されていた購入書などのチェックはなくなりました。購入情報が電子化されたためです。
クレジットカードで買った場合は2週間ほどで還付金を入金!
免税で商品を買うときに、クレジットカードで買うこともできます。
免税店によりますが、消費税を抜いた金額をクレジットカードで支払う場合と、消費税を含む金額をクレジットカードで支払う場合があります。
消費税を抜いて支払った場合には、それ以上の手続きはありません。しかし、消費税込みで支払った場合には、同店内にある免税手続き一括カウンターなどで手続きを行うと、クレジットカードに支払った分の消費税が還付金として入金されます。還付金の入金には、約2週間かかります。
免税ショッピング4か条を守って楽しくお買い物を!
一時帰国中は免税店でお買い物を楽しみたいもの。そのためには「入国スタンプの捺印」「5,000円以上の買い物」「パスポートの持参」、そして2023年4月以降なら「在留証明書の持参」など必要なことがあります。これら4か条を守って、楽しくお買い物をしましょう。