コロナ規制が緩んできた日本。今年の夏は日本で家族で帰るぞ~と、意気込んでいる方も多いはず。
でも、あなたのご主人や奥様、またはお子さんで、日本国籍がない場合には、ビザ(査証)が必要です!
就労目的や長期滞在ならビザが必要なのは当たり前でしたが、現在はコロナによる外国人の入国規制のため、家族でも外国籍ならビザがいるのです。
そこで、日本に入国するのにビザ申請が必要な方や、ビザ申請に必要な書類や申請から受け取りまでの期間などについて紹介します。
日本入国にビザが必要なのは誰?
ドイツ籍しかない妻・夫・子ども
コロナによる入国規制で、外国籍の方はビザ(査証)が必須となっている現在。ドイツ籍の配偶者、例えばドイツ籍の奥様や旦那様が日本に入国するには、ビザを取得しなくてはいけません。また、お子さんでも日本籍がなければ、ビザは必須です。
コロナ規制がなかったころには、観光目的で3ヶ月以内でしたらビザを必要としていませんでしたが、現在ではすべての外国籍の方はビザを取得していなくては日本に入国できません。
その他「特段の事情」で入国を許される方
また、「特段の事情」として認められる外国籍の方もビザを取得することで日本への入国ができます。その該当者とは、主に次の通りです。
- 再入国許可をもって入国する外国籍の方
- 日本に家族が定住している配偶者や子ども
- 外交や公用の在留資格を持っている方
- 雇用目的で受入者が厚生労働省の入国者健康確認システムを通して申請を終えた方、など
ビザ申請に必要な書類とは?
ビザ申請に必要な書類
在フランクフルト日本国総領事館(以下、略して「フランクフルト領事館」)に電話で確認したところ、ビザ申請には下記の書類が必要です。
- ビザ申請用紙(英語版)
- 申請者のドイツのパスポート
- 戸籍謄本(3ヶ月以内)
ビザ申請用紙は領事館のHPからダウンロード
ビザの申請用紙はフランクフルト領事館のホームページからダウンロードできます。リンクを貼付しておきますので、ご利用ください。
VISA_APPLICATION _FORM.pdf (emb-japan.go.jp)
領事館で用意しているビザの申請用紙は英語バージョンのみで、ドイツ語バージョンはありません。
また、申請用紙には、パスポート写真も貼付することになっています。
パスポート写真の準備もお忘れなく!
申請者のドイツのパスポートのコピーもいるかは不明
電話でフランクフルト領事館に問い合わせたときには、申請時に申請者のドイツのパスポート(オリジナル)が必要だと言われました。
しかし、あらためて領事館のホームページのビザ申請に関するページを見ると、バスポートのオリジナルと合わせて、パスポートのコピーもいると記載されています。
この点に関して、私がフランクフルト領事館に問い合わせたときには言われませんでしたので、パスポートを申請時に持参すればいいと思われます。
ビザ申請には「戸籍謄本」もいります!
申請者が配偶者または子どもの場合には、家族であることを証明するために、発行されてから3ヶ月以内の戸籍謄本が必要です。
この点について、家族であることを証明するのであれば、ドイツのFamilienbuchなどの書類で代用できないのかと粘って聞いてみましたが、フランクフルト領事館からの答えは、「日本の公的書類でなくては受け付けられない」とのこと。
日本に一時帰国を予定されている皆さん!
ビザが必要なら、日本に出発する3か月前になったら、日本にいる親族、親戚などに連絡して、戸籍謄本を送ってもらえるようにお願いしましょう。
ビザの申請先と申請方法
日本領事館に申請
ビザの申請は、日本領事館です。郵送での申請はできないということなので、必ず、本人か、代理人が申請します。
代理人は委任状が必要
代理人がビザの申請をする場合は、委任状が必要です。
委任状には指定された用紙や、決まったフォーマットなどはありません。そのため、自由形式で作成できます。
委任状に書かれていなくてはならない事柄は次の通りです。
- 委任することが書かれた文章
- 日付
- ビザ申請者の署名
ビザの申請・取得料金は無料
ビザの申請に料金はかかりません。無料でビザは申請および取得できます
ビザ取得までの期間は?
ビザ取得までの期間は10日~14日
ビザは申請してから受け取れるまでの期間は、10日~14日です。つまり、申請してから約2週間で、ビザを取得できるようです。
しかし、それは通常期での話。
私の知り合いが今年2022年2月にビザ申請をしたときには、約3週間かかったとのこと。ビザ申請に2週間以上がかかることもありえますので、早めに申請をしておくのに越したことはないようです。
ビザの有効期限は3ヶ月
ビザの有効期間は3ヶ月です。
日本での滞在期間の最終日から3か月前に発行されたビザが、日本での滞在中に使えるビザということになります。滞在期間の最終日から逆算して、3ヶ月以内に発行されるように、ビザの申請日を調整しましょう。
受け取りは本人か委任状のある代理人
ビザの受け取りは申請者本人か、代理人です。ただし代理人の場合は、委任状が必要です。
まとめ
コロナによる入国規制のため、外国籍の方はビザが必要です。ビザの申請には、所定の申請用紙やパスポートのほかに、戸籍謄本も必要なので日本から送ってもらいましょう。
申請にかかる必要期間は、およそ2週間。休みの前などは混みあうことも予想されるので、早めの申請したほうがいいかもしれません。ただし、ビザの有効期限は、3ヶ月。早すぎないよう、そして遅すぎないタイミングでのビザ申請が大切です。
なお、ビザ申請に必要な書類は、申請者の国籍や渡航目的などによって変わると外務省は説明しています。そのため、申請前にはお近くの領事館に必要書類を確認されることをおすすめします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。