恋人ではなく家族愛が重視⁈ドイツ流クリスマスイブの過ごし方

クリスマスイブは恋人と一緒にロマンチックな時を過ごす晩…これが、日本でのクリスマスイブのイメージではないでしょうか。

ドイツでのクリスマスイブはそれとはだいぶ様子が違います。

ドイツのクリスマスは家族と一緒に過ごすのが習わしで、そのお祝いの仕方も大騒ぎをするというよりは、家族と一緒のひと時をゆっくりと過ごすという印象です。

では、恋人がいたら?クリスマスイブに彼氏や彼女と一緒に過ごさないのでしょうか。

今回は、ドイツ流のクリスマスイブの過ごし方を紹介します。日本のクリスマスイブの過ごし方とは、趣が少し違いますよ。

ドイツでのクリスマスイブの過ごし方とは?

クリスマスイブは家族とともに

ドイツではクリスマスは家族と一緒に過ごすのが、一般的なクリスマスの過ごし方です。それは、クリスマスイブも例外ではなく、クリスマスイブには遠方に住んでいる親戚も訪れて、家族みんなで過すのが習慣です。

クリスマスイブはクリスマスのお祝いの初日とも言える日です。家族が集まり、クリスマスツリーを囲んでクリスマスクッキーやシュトレンをつまみながらお茶を飲んだりして、近況について話をしたり。家族のだんらんを楽しみます。

普段は教会に行かない人も、クリスマスイブのクリスマス礼拝だけは行くというご家庭も多いようです。

クリスマスソングも歌っちゃう

また家族みんなで「きよしこの夜」や「もみの木」など、古くから歌われているクリスマスソングを歌うのもクリスマスイベントのひとつです。

この習慣はドイツ人の家庭では伝統的らしく、ドイツ人家庭の我が家でも毎年クリスマスになると、家族でクリスマスソングを合唱しています。

初めてドイツでクリスマスを過ごしたときは、この家族でクリスマスソングを歌うという習慣にとても驚きました。驚く、というよりは、「ちょっと引いた」というほうが正しいかもしれませんが。

日本にいたときに、家族と一緒に歌を歌うなんて経験はなかったんです。それがドイツに来て、子どものときに習ったような典型的なクリスマスソングを、家族全員が真面目に歌うんですよね。

ふざけていないんです!

その様子を見て、これはお遊びじゃないと気づいたときに、毎年これをするのかと、あきらめとともに覚悟しました

ばどほん

だって気恥ずかしいですから

恋人と二人きりにはなれないクリスマスイブ

ドイツのクリスマスと言えば、クリスマスマーケットなどからロマンチックなイメージがあるかもしれません。雪でも降れば最高!それはドイツでも同じです。

でも、ドイツで過すクリスマスイブで、日本でよく宣伝にも使われているようなクリスマスイブを恋人と一緒に過ごすということはありません。

ドイツのクリスマスは家族と一緒に過ごすもの。ですから、たとえ恋人がいたとしても、クリスマスイブに二人きりで過すということはなく、恋人の家族と一緒に過ごすことになるでしょう

ばどほん

恋人と二人きりになりたいのなら、クリスマス以外の時間を狙うしかないですね💦

クリスマスイブの定番料理はポテトサラダとソーセージ

クリスマスイブの晩はクリスマスの最初の夜ですから、クリスマス料理として有名なガチョウを食べるのか、と言えば、違います。クリスマスイブにガチョウやチキンなどは食べません。

ドイツのクリスマスイブの定番料理は、「ポテトサラダ」と「茹でソーセージ」。じゃがいもにソーセージの組み合わせは、ドイツ人の日常食のようなもので、決してお祝いの日のお料理ではありません。

なぜクリスマスイブに特別な食事をしないのかと言うと、クリスマスの本番は12月25日だからです。24日はクリスマス前夜ですから、この日は言い換えれば、また普通の日。そのため、クリスマスで食べる「とっておきのお料理」は12月25日の晩に食べられます

もしもクリスマスイブの晩をドイツ人の家族と一緒に過ごすことになった時、じゃがいもとソーセージなんてよくあるお料理で歓迎されていないのかしら?なんて心配しないでください。彼らは慣習に則っただけで、あなたを歓迎していないわけではありませんので。

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まとめ

ドイツではクリスマスイブを家族と共に過ごす温かいイベントです。恋人と二人きりになることは難しいかもしれませんが、家族イベントの一つという位置づけでクリスマスを楽しんでください。

クリスマスソングを歌うようなちょっと気恥しいこともあるかもしれませんが、それもドイツっぽいと思って楽しんじゃうほうがきっと楽しいクリスマスを過ごせると思いますよ。

最後まで読んでくださってありがとうございました。では、また!