「フューチャーマッピング」を3日間トライして気づいたこと

「フューチャーマッピング」とは目標を実現するために、グラフにストーリーの創造性をかけ合わせてプランニングする思考法です。

プランニングができたら、あとは実行するだけ。やってみたかったけどやれないでいたことや、実現するには難しいと思い込んで諦めていたことなどでも実現できるようになるという、夢のようなプログラムです。

私もだまされたと思ってフューチャーマッピングをやってみたところ、意外にもおもしろい発見がありました。

今回は、フューチャーマッピングを3日間やってみて気づいたことを書いてみます。

「フューチャーマッピング」とは?

「フューチャーマッピング」とは夢を実現化するプログラム

「フューチャーマッピング」とは夢を実現化する思考法でありツールです。経営コンサルタントや作家として活動されている神田昌典さんが提唱しています。

目標を設定して、それを実現するためのグラフを作成して実行することで、実現するには難しいと思えるような目標でも達成させます。

「フューチャーマッピングの使い方」:ドラマチックに目標を達成させる

「フューチャーマッピング」の特徴は、目標達成のグラフ化するときに、あるストーリーと照らし合わせることです。そのストーリーとは設定する目標とかけ離れているテーマのものでよく、簡単に言えば、なんでもいいんです。何も関係のない目標とストーリーを掛け合わせることで、目標を達成するためのプランニングを行います。

フューチャーマッピングの作り方

フューチャーマッピングの作り方についてかいつまんで説明すると、目標を設定した後に、目標が実現した時に喜んでくれる人を設定します。そこから、現状の自分の印象を考察したり、目標達成までの経過を表す曲線を、目標とは関係のないストーリーと照らし合わせて分析していきます。ストーリーでは危機的状況が展開されたということは、下降している曲線の部分と重なるのだな、それならきっとこんなことが起こるのかも、といった具体に分析していきます。

目標達成までに起こりえる様々な局面を設定した目標とは全く関係のないストーリーを使って推測していくことで、目標達成までの家庭をドラマチックに作り替えていきます。

こうしてストーリーの持つフィクション性を自分の将来のプランと抱き合わせることで、自分のプランに具体性を持たせて、プランをより身近なこととしてとらえて行動するためのモチベーション、また起爆剤としても活用していきます。

「フューチャーマッピング」で描いたプランが実現する

また神田さんは自著『ストーリー思考―「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める』の中で、フューチャーマッピングをもとに行動を始めると、フューチャーマッピングで描いたことが現実の世界で起こりうるとも語っています。不思議なことですが。

これまでに紹介されていたようなコーチングメソッドやNLPとは、かなり違ったアプローチをする目標達成法ではないでしょうか。

「フューチャーマッピング」を3日間トライしてみて

刺激的な毎日を送れた

「フューチャーマッピング」を3日間トライしてみると、普通だった毎日とは少し違う見え方がしました。何か変化を感じた時に、「もしかしてこの変化や気づきはフューチャーマッピングのここに当たるの」という感じで、現実に起きた出来事とフューチャーマッピングとを照らし合わせるようになったのです。すると、小さな変化だったのがそれにフォーカスされて、何気ない出来事でも意味があるかのように感じられるようになりました。

こうして毎日を過ごすことで、なんだか自分が描いたプランの中を主人公になって歩いているような気がしてきました。そして、目標達成に向かっている自分を実感できて、少しずつ高揚感を得られたのです。

私の描いた目標とは違ったけれど

3日間フューチャーマッピングを意識しながら過ごしたわけですが、結果から言うと、私が立てた目標とは違う着地点に着いた気がします。でも、それも一つの答えとして受け取れました。

○○という目標が達成された、というのではなくて、○○という目標の答えの一つとして、◇◇もありうる、という感じです。その答えなら納得がいく、そもそも目標の立て方が違っていたのかもしれないと反省もしました。

フューチャーマッピングで日常を楽しむ

フューチャーマンピングをやってみて、いつもの日常に刺激を受けたという点で楽しめた上に、予期していなかった回答を得られたとはいえ、それも一つの帰着点だと納得できて前進できたように思います。

後はこれから得られた回答をもとに、次のフューチャーマッピングを作成してみようかと思っています。そして実行してみたら、新たな目標を達成できるかもしれません。

「フューチャーマッピング」で日常に活力を

3日間という短い期間での「フューチャーマッピング」でしたが、なかなか興味深い結果が出て楽しめました。目標が決まっている人ならフューチャーマッピングを試してみたらとおすすめできますし、また目標がない人なら日常を楽しむという意味でもフューチャーマッピングは楽しめるかもしれません。

『ストーリー思考』神田昌典著