観光名所が多いウィーンは、多くの観光客が世界中から訪れます。私もそんな一人ですが、ウィーンに行ったら「これだけは外せない!」と思うことが、全部で3つあります。
それは…
- ベルヴェデーレ宮殿でクリムト作品を見る
- ウィーン国立歌劇場でオペラかバレエを観る
- カフェでザッハトルテを食べる
どれもウィーン観光の定番中の定番かもしれませんが、やはりウィーンまで行ったのなら外せないことばかり。
今回は、ウィーン観光で特におすすめしたい「ベルヴェデーレ宮殿」「ウィーン国立歌劇場」、ケーキの「ザッハトルテ」について紹介します。
独断と偏見のウィーン観光紹介ですが、参考にしてもらえたら嬉しいです
クリムト作品が好きなら「ベルヴェデーレ宮殿」がおすすめ!
「ベルヴェデーレ宮殿」でタイムスリップするべし
「ベルヴェデーレ宮殿(Belvedere)」は気品に溢れたバロック様式の宮殿です。かつてオーストリア軍の総司令官だったサヴォイ家のオイゲン公の夏の離宮で、上宮(Oberes Velvedere)と下宮(Unteres Belvedere)から構成されています。
ベルヴェデーレ宮殿は、その華やかな色彩と彫刻が素晴らしい内装に、目を奪われてしまうほど。ウィーンには「シェーンブルン宮殿」もありますが、これも同じバロック建築です。二つのバロック様式の宮殿を比較してもおもしろいですね。
上宮と下宮の両方を見学の目安時間は、約3時間半です。人気の上宮だけなら2時間ほどあれば、内装と併せて美術館も楽しめるでしょう。
上宮美術館でクリムトの『接吻』を鑑賞するべし
ベルヴェデーレ宮殿の上宮と下宮のどちらも入場でき見学できるのですが、中でも上宮にある美術館に展示されているクリムト作品『接吻』が人気です。門外不出の作品ということで、現地に赴かなくては観られない貴重な作品です。
ベルヴェデーレ宮殿のチケットはオンラインで買うべし
ベルヴェデーレ宮殿の入場チケットは現地のチケット売り場で買うこともできますが、事前にオンラインで買ってくことをおすすめします。特にチケット売り場が込み合う蒜山語は30分ほど待たされることも例外ではありません。
ベルヴェデーレ宮殿のチケットを購入できる公式サイトは、英語かドイツ語を選べます。
ウィーン国立歌劇場でオペラやバレエを楽しもう!
本場で本場のオペラやバレエを楽しむべし
ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)は世界屈指のオペラハウスです。また公演数が年間300日ほどもあるという、公演数が多い歌劇場としても知られています。
ウィーンのウィーン国立歌劇場でオペラやバレエを楽しむ…見事な彫刻が施された歴史ある歌劇場で、ゆったりした赤いシートに身を預けて観るオペラやバレエとは、なんて贅沢なのでしょうか。
ウィーン国立歌劇場はガイドツアーで見学も
ウィーン国立歌劇場でオペラなどの干渉をする時間はないけれど、ぜひ歌劇場内を見学したいという方には、ガイドツアーもあります。
ガイドは英語がドイツ語になり、事前予約制です。オンラインまたはガイドツアーが始まる30分前に直接現地で申し込めます。
30名ほどの見学者と一緒に、ホワイエを抜けて中央にある大階段を上がり、ティーサロンや大理石の間などを見学。観客席から見るステージは、公演中のステージとは一味、ふた味も違う様相を見せてくれるでしょう。
詳しくは、下記のウィーン国立歌劇場の公式サイトでお確かめください。
Als eines der international bedeutendsten Opernhäuser blickt…
カフェで味わうザッハトルテに感激!
どこでもいいからカフェに行くべし
ウィーンといったらカフェ文化が盛んな街。フランス風な華奢な印象のカフェや年月を感じさせるような趣深いカフェなど、オーナーの個性を生かしたカフェが数多くあります。
ウィーンのカフェ文化は、1683年にウィーンを包囲したトルコ軍が撤退したときに置き土産として残していった大量のコーヒー豆が始まりだという説もあるように、ウィーンとコーヒーの関係はとても長いです。
ウィーンで街ブラをしていて気になるカフェがあったら、ぜひ訪れてみてください。きっと素敵な時間が過ごせます。
ザッハ・トルテを食べるべし
ドイツでも濃厚なチョコレートケーキ「ザッハトルテ(Sachertorte)」は食べられますが、やはりザッハトルテ発祥の地ウィーンでのお味はちょっと違うと思ったのは、私だけでしょうか。ただ濃厚なだけでなく、口当たりが軽く、一口食べたらチョコレートの甘い香りが口の中に広がります。
ザッハトルテで有名なホテル・ザッハーのカフェ「カフェ・ザッハー」なら、ウィーン国立歌劇場の目の前で贅沢にザッハ・トルテを味わえます。ただ私がウィーンを訪れた記憶からすると、ウィーンで特別有名ではないようなカフェでもザッハ・トルテを美味しくいただけました。これが歴史の違いかと頷いたものです。
ぜひウィーンのカフェでザッハ・トルテをお試しあれ。
[解説]ザッハトルテの歴史
ザッハトルテは「ザッハのケーキ」という意味のチョコレートケーキです。
1876年にオーストリア宰相のメッテルニヒがゲストのために特別なデザートを、という指示にもとに、菓子職人のフランツ・ザッハ(Franz Sacher)が考案したケーキです。スポンジケーキにアプリコットジャムを塗り、チョコレートでコーティングしたケーキです。
このケーキが「ザッハトルテ」としてウィーンのホテル「ホテル・ザッハー」の名物ケーキとなり、チョコレートケーキの王様として世界的に有名になりました。
オーストリアの首都「ウィーン(独「Wien」、英「Vienna」)」。世界遺産が数多く、また音楽の溢れる町としても人気の観光都市ですが、ウィーンはなぜ「音楽の都」と呼ばれるようになったのでしょうか。今回は、ウィーンの観光都市としての[…]
ウィーンに行ったら至福の時を楽しんで
今回は、私が独断と偏見で選んだウィーンの観光スポットやおすすめを紹介しました。ウィーンでは素敵な宮殿など歴史的な建造物が多いのですが、中でもクリムト作品に注目すると外せないのが「ベルヴェデーレ宮殿」です。ウィーン国立歌劇場の公演もぜひ観ておきたいもの。そして、疲れて一休みついたら、「ザッハトルテ」を一口…ウィーンはツアリストを飽きさせない魅力にあふれています。
ウィーン観光では、ウィーンでの至福ひと時をぜひ楽しんでください。