私の子どもたちはドイツの補習校に通っているのですが、ママからしたら子どもたちを補習校まで送り迎えしなくなるのだから楽になるんじゃない?と高をくくっていたのですが、大はずれ。
かえって、補習校のある土曜日はとても忙しくなりました。
朝食を食べ逃すほど忙しくなってしまった土曜日の午前中…。
今回は、補習校の授業がオンライン授業になった土曜日の様子をママ目線で“日記風”に紹介します。また子供たちの勉強をしている様子もお伝えします。
〇 オンライン授業になった補習校の様子を知りたい方。
〇 子どもが補習校に通っているママやパパ。
〇 補習校の入学を検討されているママやパパ。
【オンライン授業】補習校のある日は大忙し
私は朝食の支度、子どもは宿題の仕上げ
土曜日の朝がスタート
7時過ぎに軽いジョギングを兼ねてパン屋へ行き、朝食用のパンを買いに行きます。毎週土曜日の習慣というわけではないのですが、土曜日の朝にパン屋に行くことが多いです。
朝食の用意をしていると、上の子が起きてきました。朝食前に補習校の宿題の仕上げをすると言います。
原稿用紙1枚程度の作文の清書と、忘れていた国語のワーク2ページ分です。
宿題が終わった朝8時半、遅めの朝食が始まります。子どもが頑張って仕上げた宿題だからと思い、私は朝食を取らずに宿題をメールで送信する準備を始めます。時間的にも送信準備を始めたほうがいい時間です。
宿題をスキャンしてメールで送信するのが一苦労
宿題はPDFで送るように補習校から指示されているので、ノートやワークを1ページずつ、スキャナーでスキャンしていきます。
ところが、スキャナーとPCがワイヤレス接続できないというトラブルに!いつもできていることができないとなるとかなり慌てるもの。なぜ、どうして、って言葉だけが頭によぎり、パニック気味になりました。
解決策はルーターを立ち上げ直し
ルーターの電源を一回落としてやり直せばいいということがわかり、早速試してみると問題解決。ほっとしたところで、スキャン開始です。
スキャンする量は、全16枚です。上の子は10時過ぎから授業が始まるので、それまでに宿題を送信しなくてはいけません。しかも、教科ごとに先生が違うので、教科別の先生宛にスキャンした宿題を振り分けながらメール送信をしていきます。
ようやく送信し終えたところで10時です。どうにか間に合いました。
10時15分から中学部スタート
上の子どもが通う中学部のオンライン授業は10時15分から始まります。数学を2時限受けた後、お昼休憩をはさみ、午後に国語と社会が2時限分ずつあります。終わるのは16時15分。現地校並のスケジュールです。
中学部の授業内容は難しい
そんな中でうちの子は、「もう学校で習ったから大丈夫!」と少し余裕があります。現地校で習った内容だそうで、授業の内容面については得しています。
朝食を取りながら下の子に漢字テストを作成
私はやっと一息ついて遅い朝食を取ります。すると、下の子が漢字テストの勉強を始めました。
補習校では、必ず漢字テストがあります。新しい漢字を8個ほど書く問題と、前回習った分の漢字の読みの問題が出てきます。
私は朝食を取りながら、下の子にオリジナルの漢字テストを作ります。テストの予行練習をしておくと、本番のテストが楽に受けられるようです。
11時過ぎにお昼の準備
ふと時計を見たら、11時を過ぎています。
これはいけないと慌てて昼食の準備を始めます。授業中の上の子は12時前にはお昼ご飯を食べなくてはいけません。
12時前から代わるがわるお昼ごはん
補習校がオンライン授業になってから、土曜日の昼食は家族全員が揃って食べることはなくなりました。
12時前に上の子が食べます。この時間は昼食には早すぎることもあり、上の子は一人でお昼ごはんを食べます。
12時半に下の子と主人がご飯を食べて、私は朝食が遅かったので13時過ぎに食べることになりました。
13時から下の子のオンライン授業がスタート
下の子が通う小学部のオンライン授業が13時に始まりました。
授業内容は、1時限目は漢字の時間で、国語と算数の授業が続き、最後の4時限目は週ごとに違って、主要教科のときもあれば音楽などの別の教科のときもあります。
授業が終わるのは16時半です。
小学部の授業の様子
授業をそっと覗いてみると、海外育ちの子どもたちらしく発言が積極的なようです。
新しい漢字を習えば、「その「橋」って漢字は私の名前についているよ」という具合に。自分の経験にそった自由な発言が多いように思います。
補習校小学部を続けるためのポイント
子どもが補習校の小学部に通い続けるための「鍵」となることは、「1年生から4年生までの漢字をどこまで積極的に学んでくれるのか」にかかっていると思います。5年生以降の漢字は4年生までの漢字をある程度わかっていると、その組み合わせで成立する漢字が多くなるからです。
でも4年生までの漢字はとりあえず覚えるという姿勢が大事。小4まで習う漢字の形と意味を掴んでいないと、小5以降で習う漢字はかなり苦戦します。
けれど、3、4年生で習う漢字は画数の多いものや形が整えにくい漢字などが入ってくるので覚えずらく、一筋縄ではいきません。
どうやって飽きさせずに漢字を覚えてもらうのかは、「習慣化」にかかっているでしょう。新しい漢字を見てもすぐにギブアップしないように、漢字を見慣れて、漢字を覚える習慣が大切だと思います。
漢字を楽に覚える方法
毎日書き取りをしなくても漢字は覚えらるよ
小学校3年生ごろに漢字が覚えられなくて苦労していたときに補習校の先生から教わった方法です。
- 一日5分でもいいから漢字スキルを開くことを習慣化。
- 最初の2日ほどは漢字は読むだけにして、見て覚える。
- 最後の3日で書いて覚えるようにする。
オンライン授業のメリット・デメリット
オンライン授業のメリット
オンライン授業になったメリットは、自宅で授業が受けられる気楽さでしょう。子どもたちは通学するための時間がいらないので、授業に参加しやすくなったようです。
また時間割が変わり、授業の終了時間が早まったうえに自宅にいるので、子どもたちの補習校後の自由時間が長くなりました。
通学時には、補習校から自宅に帰ってきたら遊びに出かけることはできなかったのですが、今のスケジュールなら補習校の後でも外出できます。子どもたちにとってはメリットが多いようです。
オンライン授業のデメリット
オンライン授業でデメリットを感じているのは子どもたちよりも私の方でしょう。
私にとっての最大のデメリットは、宿題のメール送信の手間と時間がかかることです。このあたりの感じ方は個人差があるでしょうが、子どもたちの宿題を把握して、担当の先生方に送る作業はかなり面倒くさいです。
またビデオチャット上のトラブルも時々あり、基本的には私も自宅に待機していなくてはいけません。誤操作でチャットから退出してしまったということもたまにあるので、それに対応するための自宅待機です。
通学なら、子どもたちが授業を受けている間はママは自由時間になるのですが、そうはいきません。
子どもたちにとってのデメリットは、画面上でしかお友達に会えないことと休み時間にお友達と一緒に自由に話したり遊んだりできないことでしょう。補習校の楽しさは、週に1回、補習校の友達と会えることなので、その点では楽しさが半減してしまいます。
ただ我が家子どもたちはお友達に会えなくても自分の時間を過ごせるので、それほどネガティブには感じていないようです。
ママが大変なオンライン授業
補習校がオンライン授業になり、面倒なことが増えて自由な時間も減ったと感じているのですが、それでもこうして授業をしてくれている補習校には感謝しています。
参考になるような話ではないでしょうが、同じように補習校に子供を通わせているママさんやパパさんと共有できたらいいなと思ってまとめてみました。
また補習校に通う子どもの日常をお伝えるすることで、これから補習校に通学させることを検討される方の参考になれたらいいなとも思います。