「じゃがいも」を使った有名なドイツ料理とは?特徴・レシピも紹介

ドイツ料理に忘れてならないのが「じゃがいも」です。ドイツには、「じゃがいも」を使った有名なお料理がたくさんあります。

この記事では、ドイツ料理に欠かせない食材「じゃがいも」について、ドイツで「じゃがいも」が主食になった理由と、「じゃがいも」を使った有名なドイツ料理を紹介します。

どうしてドイツでは「じゃがいも」が主食なの?

「じゃがいも」はドイツの風土に合っていた

ドイツではじゃがいもは主食として食べられていて、日本人にとっての白飯のような存在です。

では、なぜドイツではじゃがいもが主食になったのでしょうか。

それは、ドイツの風土と関係します。

 

ドイツは肥沃とは言えない土地なので、どんな食材でもよく育つというわけではありません。

そのような風土でも「じゃがいも」は良く育つ食材でした。

そのため「じゃがいも」はドイツ料理の中心になっていったのです。

じゃがいもは本来、人の食べるものではなかった…

じゃがいもが最初から食用として扱われていたわけではありません。

時をさかのぼること中世の頃、じゃがいもは豚の餌でした。

しかし、16~18世紀にかけてヨーロッパ全土で起こった食糧危機がきっかけとなり、火ともじゃがいもを食べるようになったのです。

また大戦中の食糧難では、じゃがいものお陰で飢えをしのぐこともできました。

「じゃがいも」を使った有名なドイツ料理とは?

ドイツの食卓ではじゃがいもは主食として、または副菜としてよく登場する食材です。

日本でもお馴染みのラインナップかもしれませんが、ところどころにドイツらしさも感じられるドイツのじゃがいも料理です。

ここでは、家庭料理としてドイツの食卓によく出されるものを選んでみました。

もしもドイツ料理のレストランに行く機会が合ったら、参考にしてみてくださいね。

じゃがいもの塩茹で

じゃがいもの食べ方で、最もクラシックな料理のひとつ「じゃがいもの塩茹で」です。

ドイツ語で「ザルツカートフェルン(Salzkartoffeln)」と言います。

肉料理や魚料理、さまざまな料理の副菜として定番の料理です。

美味しくできる塩茹でじゃがいものレシピ

美味しくジャガイモを茹でる方法は、皮をむかずに丸ごと塩茹ですることです。これをドイツ語で「ペールカートフェルン(独:Pellkartofelln)」と呼びます。

「ペール」の語源は「Pelle」で「皮」という意味です。

また「カートフェルン(Kartofelln)」は「じゃがいも」のことです。

「ペールカートフェルン」のレシピ

  1. じゃがいもに付いた土を水できれいに洗い落とす。
  2. 皮が付いたままのじゃがいもをお鍋に入れて、じゃがいもがかぶる程度の水を入れる。
  3. じゃがいもの芯が柔らかくなるまで煮る。
  4. 煮えあがったら鍋を火からおろしてお湯を捨てる。

皮つきでじゃがいもを食べるのならそのまま食卓へ。もしも皮をむくようでしたら、じゃがいもが熱いうちに皮をむきましょう。

じゃがいもの茹で時間はじゃがいもの大きさにもよりますが、20分~30分程度です。

ばどほん

熱いうちにバターと一緒に食べるのがドイツ流です。

マッシュポテト

じゃがいもをなめらかにピュレ―にした「マッシュポテト」

ドイツ語で「カートフェルンピュレ―(Kartoffelpüree)」と言います。

生のじゃがいもを茹でて手作りすると、香りがよく食感もなめらかです。

でもマッシュポテトを作るのは手間がかかって大変。

手抜きをしたいのなら、インスタントのマッシュポテトもあり。水や牛乳などを入れて簡単にできてしまいます。

ジャーマンポテト

 

ドイツでは「ブラートカートフェルン(Bratkartoffeln」と呼ばれる「ジャーマンポテト」。お好みで、玉ねぎとベーコンを一緒に炒めてもいいですね。

少し焦げ色がつくくらいまでしっかりと炒めるのが◎。

ばどほん
副菜として、ビールのおつまみとしても人気です。

フライドポテト

みんなが大好き「フライドポテト」。ドイツ語で「ポムス(Pomms)」と呼ばれる定番料理です。

日本のフライドポテトよりも太くて短く、ケチャップやマヨネーズと一緒によく食べられています。

小腹が空いたときのおやつとしても食べられています。

ばどほん

フライドポテトはドイツでは子供だけでなく大人にも人気があります。

ジャガイモのオーブン焼き

ジャガイモをくし切り、または輪切りにしてたっぷりのオリーブオイルと塩で焼く「ジャガイモのオーブン焼き」。ドイツ語では「オーフェンカートフェルン(Ofenkartoffeln)」です。

ローズマリーを添えて一緒に焼けば、台所中にハーブの香りで満たされます。

ひき肉も一緒にオーブンで焼いてワンプレート料理にしてもいいですね。

基本のじゃがいものオーブン焼きのレシピ

じゃがいもの表面のパリパリがおいしくで、ヘビロテ入りしているじゃがいもの料理です。

オーブンにお任せ料理なので、手抜き料理としても優秀です。

「じゃがいものオーブン焼き」のレシピ

  1. じゃがいもを洗いざく切りに。じゃがいもの皮が好きではない人は、先にじゃがいもの皮をむいてください。
  2. オーブンの天板にクッキングペーパーを敷いて、①のじゃがいもを置き、オリーブオイルをたっぷりかけて混ぜ合わせる。
  3. じゃがいもを平たく並べて、200度に温めたオーブンで約30分から40分焼く。
  4. 焼きあがったじゃがいもに、塩を振る。

仕上げに塩以外にも、パプリカパウダーやカレーパウダー、チリパウダーなどをかけると、いつもの味に一工夫ができます。

ポテトサラダ

ドイツのポテトサラダ「カートフェルンサラタ(Kartoffelnsalat)」は、大きく分けて二種類あります。

一つは日本で食べられているポテトサラダのようにマヨネーズベースです。

もう一つはオイルとビネガーベースのさっぱりとした味付けです。

このさっぱりとしたポテトサラダは冷たく冷やすだけでなく、ほんのりと温かいこともあります。

ジャガイモのパンケーキ

「カートフェルンプッファー(Kartoffelnpuffer)」と呼ばれるじゃがいも料理は、「じゃがいものパンケーキ」と訳されることが多い料理です。

ただし、「パンケーキ」と言ってもデザートとして食べるのではなく、メイン料理としていただきます。

じゃがいもを細切りして、卵や小麦と一緒に煉り合せて揚げられた料理で、リンゴムースと一緒に食べるのが王道です。

少し塩気があるカートフェルンプファーに甘酸っぱいリンゴムースとの相性が新鮮です。

ジャガイモのスープ

冬場に欠かせないスープにジャガイモを入れたジャガイモのスープ」は、寒い季節のドイツの定番料理です。

体を温めてくれるだけでなくお腹もいっぱいにしてくれるので、じゃがいものスープだけで一食として考えられることも多いです。

ばどほん

ドロッとした食感が特徴的です。

じゃがいもグラタン

じゃがいもを使ったグラタン「カートフェルングラティン(Kartoffelngratin)」はじゃがいもだけを使ったシンプルなグラタンのこともありますが、ホウレン草やグリーンピースなどの野菜を合わせることも一般的です。

肉料理の付け合わせとして登場することもあれば、メイン料理としても◎。

ばどほん

ドイツのじゃがいもは煮崩れにくいので、グラタンに向いています

おいしくじゃがいもグラタンを作るコツ

濃厚なじゃがいもグラタンがお好みなら、スライスしたじゃがいもを水で茹でするのではなくて、牛乳でゆっくりと煮るのがおすすめです。

ただ焦げやすいので火加減の様子を見ながらじっくりと似ていきます。水分がなくなったら牛乳を少しずつ足してあげるといいでしょう。

料理にかける時間がたっぷりあるときにおすすめの方法です。

ドイツのじゃがいも料理を堪能あれ

じゃがいもの塩茹でやマッシュポテト、グラタンなど、じゃがいもが主食のドイツ料理でも、日本のじゃがいも料理とは一見、あまり違いはないかもしれません。

でも、ドイツ料理として出てくるじゃがいも料理は、日本の料理よりもしっかりとした味付けのものが多く、メインに負けない貫禄がある料理という印象があります。

ドイツレストランに行く機会が合ったら、たかが「じゃがいも」と思わずに、ぜひじゃがいも料理を注文してみてください。

きっと日本とドイツの料理の違いに気づかれるのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。では、また!

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