10月下旬の我が家の恒例行事は、お墓参りです。
墓地がある町、ボッパードまでは車で2時間ほどの日帰り旅行になるのですが、
お墓参りらしくないですよ、うちのお墓参りは。
私たちのお墓参りは、庭仕事に近く、かなりの重労働なのです。
ラインの川沿いにある小さな町「ボッパード」
義母方の家族のお墓が、ライン川沿いの小さな町「ボッパード(Boppard)」というところにあります。
ボッパードはラインの恵み豊かな落ち着いた町。
それほど観光向けの見どころがあるというわけではないのですが、
古き良きドイツの町を味わうにはいいところです。
お墓参り=お墓掃除
お墓参りの話に戻りますが、私たちは毎年、このボッパードにやってきて、その町の郊外にある義母方のお墓参りをします。
でも、お墓参りと言っても、盛装してお花添えるようなかわいいものではないんですよ、これが。
お墓参り=お墓掃除。
そのため、持ち物はこんな感じ↓。
かなり物々しい感じです。
義母方の墓は墓所の一角にあって、生垣で囲まれています。
夏の間に生垣は枝を伸ばし、墓所内の小道を邪魔してしまいます。
また、お墓周りにも雑草が生えて、これまたかなりの荒れようで。
そのため、私たちはお墓参りという名のお墓掃除をするのです。
まるでその格好は畑仕事をしに行くような格好で、主人は電動のこぎりで生垣の枝を切り、私と子供たち、そして義母は雑草根っこを抜いていきます。
早朝に出て、作業が終わるころには、夕方に。
今回は短め4時間ほど働きました。
お墓掃除は毎年10月下旬な理由があったとは!
お墓掃除を毎年この10月下旬にやるのですが、私はてっきり、夏の間に葉っぱが伸びるから、というのが理由だと思っていたのです。
でも実は、ほかにも理由があったんだということを、お墓参りに来るようになり数年後の今になって知りました。
本当の理由は、11月1日前にお墓掃除をするようにと、墓地の管理会社が言ってくるからでした。
では、なぜ墓地の管理がそんなことを言ってくるのでしょうか。
その理由は「諸聖人の日」と関係がありました。
毎年11月1日は「諸聖人の日」。ハロウィンの陰になって印象が薄いかもしれませんが、ドイツの州によっては祝日にもなります。ところで、この「諸聖人の日」というネーミング。このネーミングからその意味を想像できるでしょうか。ちょっと[…]
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