私は毎年のように子供と一緒にいちご狩りに行っています。いちご狩りの嬉しいところは、新鮮ないちごが摘めるだけでなく、食べ放題のところ。食べているのか、摘んでいるのか、わからなくなってしまいそう。
今回は、私の大好きないちご狩りの楽しさと、ドイツでのいちご狩りのシーズンの他に、いちごを摘むときのコツなどを紹介します。
〇 いちご狩りの時期を知りたい方。
〇 いちご狩りの楽しみ方を知りたい方。
〇 イチゴの摘み方を知りたい方。
いちご狩りの楽しさとは?
ドイツに来てからの習慣「いちご狩り」
いちごがお店にで始めたら、そろそろ「いちご狩りの季節か」と思うようになったのは、ドイツに住み始めてからのことです。
日本にいるときはいちご狩りにそれほど興味がありませんでした。でも、ドイツではいちごを自分で摘んで、食べて、ジャムやケーキを作るという習慣にされているドイツ人も多いようです。
私の義母も、自分で摘んだいちごで作った手作りのいちごジャムをくれるのです。
いちご狩りは食べて摘んで2度おいしい
いちご狩りが好きな理由は人それぞれあるでしょうが、私の場合は、いちごを摘む楽しさがあります。
広々としたいちご畑でいちごを摘むのは宝探しのような気分が味わえます。おいしいいちごはどれかな、大きいいちごはどこに隠れているのかな、と思いながら収穫する楽しみがあります。
それから、もう一つ。いちご狩りはいちご食べ放題なのです!
いちごを摘んでは、パクッと一口。口をもぐもぐ動かしながら、手は次のいちごを探していて、摘んだいちごはかごの中へ。
食べることと摘むことを同時にできるので、遊びのような感覚で楽しめるのが「いちご狩り」です。
気分転換にもちょうどいい
また、いちご狩りはわたしにとってはちょうどいい気分転換にもなります。
緩やかに続く広大ないちご畑に立つと、普段のわさわさした日常を忘れて、ほっとさせられる。そんな癒し空間にもなっています。
いちご狩りの時期はいつ?
いちご狩りの時期は5月中旬から初夏
いちご狩りの時期は、5月中旬から7月頃までです。
ドイツでは街角や広場などに新鮮ないちごを販売する「いちごスタンド」が立つのですが、この「いちごスタンド」が見かけられ始めたら、いちご狩りのシーズンももうすぐです。
いちご狩りができるまで、かなり待たされました…。
「いちごスタンド」とはいちご農園直営のお店
いちごスタンドは、いちご農園が直営でイチゴを売るお店です。いちごが収穫できる時期にだけ出されるお店なので、通年あるわけではありません。
いちごをモチーフにしたかわいらしい「いちごスタンド」もあり、なかなか個性的ですよ。
いちご狩りは入場無料!節約する方法は?
受け付けをしてからいちご狩りへ
いちご農園に着いたら、まずは受付でごあいさつ。いちご畑の脇に小屋があるので、そこが受け付けです。
受け付けを済ませてから、いちご狩りを始めます。
入場料は無料!摘んだ分だけ支払いを
ドイツのいちご狩りは、入場料が無料です!
いちご狩りが終わったら、摘んだいちごの量を量り、その分だけ支払います。
自前のかごを持参したらちょっとお得
受付でいちご狩り用の箱などを売っています。お値段は2ユーロほどですが、私は必ず自前の入れ物を持っていくようにしています。
自前の入れ物があればかご代を節約できるので、ちょっとだけお得です。
持参したかごを計量してもらう
いちご狩りのための入れ物を持参した場合は、受付でいちご狩りをする前に入れ物の重さを量ってもらいます。その時に重さを記した紙などをもらうと思うので、それをなくさないように持っていてください。
いちご狩りが終わったら受付で、摘んだいちごと入れ物の重さが書かれた紙を渡すと、入れ物分の重さを差し引いて清算してくれます。
入れ物は、かごでもざるでもバケツ(←バケツ持参の方は結構見かけます)でも、いちごが入れられる箱なら何でもOKです。
私は台所にある大きなボウルを持っていちご狩りに出かけます。いちご狩りから帰ったら、台所に直行。ジャムにしようかな。
おいしいイチゴの摘み方は?
おいしいいちごを摘みたいなら早朝にGO!
いちご狩りをするなら早起きして朝摘みをするのが◎。なぜなら、いちごは夜の間に栄養を蓄えるからです。
昼間にお日さまを浴びたいちごたちは光合成をして、夕方ごろには栄養が減っていきます。しかし、夜の間に栄養を蓄えることになり、朝にはおいしいいちごにできあがるのです。
私がいきつけのいちご農園では、「美味しいイチゴをたくさん摘みたいなら遅くとも朝10時までには来て!」と言っていました。
小話:ドイツ人のおばちゃんは働き者
ドイツ人のおばちゃんたちで、いちご狩りを習慣にしているような方たちは、早朝にいちご狩りに出かけます。
朝一にいちごを摘み終えて、そのいちごはお昼前には数瓶のいちごジャムに変身しているそうです。
働き者だと思いませんか。
皆さんも負けずに早起きして、いちご狩りに行ってみてくださいね。
いちごは葉の下に隠れている
いちご畑を見渡すと、大きく広がったいちごの葉が続くばかりで、いちごの姿は見えません。
いちごは大きな葉の下に隠れています。
ですから、いちご狩りをするときは、腰を低くかがめて、葉をかき分けるようにしていちごを探してみてください。葉の奥にいちごが隠れています。
いちごはやさしく摘んであげて
いちごを摘むときは、いちごのへたのそばの茎を持ち、スナップをきかせて茎を切るようにします。
茎を引っ張って引きちぎるようにすると、その後にいちごがつかなくなってしまうこともあるので要注意です。
また、いちごを摘むときにいちごの実をつぶさないようにすることもお忘れなく。
いちご狩りスポットの調べ方
ネット検索が簡単
いちご狩りスポットは、検索サイトで「いちご狩り」と「地域名」を入れて検索するのが簡単です。
たとえば、お住まいの地域がフランクフルトなら、「いちご狩り」を意味する「Erdbeeren selber pflücken」と「frankfurt」で検索。
いちご狩りスポットが簡単に見つかる上に、地図も一緒に表示されることもあり便利です。
「いちご狩り」のドイツ語“ミニ”講座
「いちご狩り」のドイツ単語集
- いちご:Erdbeere, die
- いちご狩り:Erdbeeren selber pflücken
- 自分で:selber
- 摘む:pflücken
- カゴ:Korb, der
受け付けでのあいさつ例文
- (受付に着いたら)
„Hallo, ich möchte Erdbeeren pflücken. “
「こんにちは。いちご狩りをしたいです」 - (いちご狩りが終わったら受付で)
„Können Sie bitte den Korb wiegen?“
「かごの重さを測ってもらえませんか」
まとめ
「いちご」と言えば「いちご狩り」というほど毎年のように行くいちご狩り。新鮮ないちごを摘めて、さらに食べ放題ということもあり、私はいちご狩りを楽しんでいます。
いちご狩りに行く時のポイントは次の通りです。
- 最初の受け付けを忘れずに。
- いちご狩り用の入れ物を持参。
- いちごの葉をかき分けるようにしていちごを探す。
- いちごの茎を引っ張って摘まないように注意する。
旬の美味しいいちごをたくさん摘んで、生で食べたりジャムにしたりして、いろいろな食べ方で味わってみてくださいね。